今年ゲットしたオススメ家電 4つ

家電を選ぶのが超好きです。大きな店舗で商品をぶらぶらと眺めていると、幸せな気分になってしまう。ヤマダ電器とミドリ電化(※1、関西地区のみ)の歌が好きなんだな。ということで、今年買ったオススメの家電です。次買うときの参考になれば。


①冷蔵庫(日立のR-S47YM)

電気ケトルラッセルホブスのカフェケトル7100JP)

③音波振動歯ブラシ(パナソニックのドルツ イオン EW-DE40)

④鍋セット(ティファールのインジニオIHマロンブラウン グローリーセット)



以下、詳細


①冷蔵庫

465リットルの右開き冷蔵庫。マンションでもギリギリOKなサイズで、引っ越しが多い我が家に最適。前の200リットル台の冷蔵庫と比べて容積も比較にならないほど増し、ストレスがたまらなくなった。製氷コーナーの右手にちっさい部屋があって、急速冷凍室になっている。ほかほかご飯とか新鮮なサンマなんかも、ここに入れるとすぐに冷凍されるので鮮度が保たれる感じ。野菜室の「ミスト調整機能」がいいのか、野菜の鮮度も長持ちする(気がする)。観音開きにするか半年くらい迷ったけど、使いやすさを考えて普通の右開きを選びました。この選択は正解でした。


電気ケトル

うちの奥さんは「まあ、あれば使うんじゃない?」とか、なんか乗り気じゃないなこの人、的な意見だったのに、今では毎日のように使っている始末。以前はヤカンでお湯を沸かしていたけど、それよりも沸くのが断然早い。コーヒー1杯分なら50秒くらいとのこと。中国製で土台がちゃっちいんだけど、とにかく便利。今ではお湯を沸かすときは必ずこれ。ガス代がかなり減って、電気代はそんなに変わっていない。つまり、光熱費の削減にも貢献!使うときに使うだけ沸かせるのがいいです。


③音波振動歯ブラシ

あ〜、もう説明とかめんどくさくなってきた。電動歯ブラシよりすごいのが、音波振動歯ブラシ。振動数がけた違い。こういう歯ブラシは初めて買ったんだけど、歯がつるっつるになるよ。歯磨きタイムも大幅減。29歳にして矯正中の奥さんも喜んで使っています。


④鍋セット

取っ手が取れて重ねられるため、収納に便利。全面テフロン加工で、IHにも対応。うちはガスだけど、なんの問題もなし。熱伝導率が高いので、中火〜弱火で調理できて、こちらも光熱費削減に大きく貢献中。



竜頭蛇尾ですみませんが、睡魔さんがこっちこいって言ってるので行きます。あ、くれぐれも買うときは価格コムや楽天市場なんかで最安値を調べてね。電器屋さんだと3〜5割り増しの商品も多いです。僕は電器屋さんで説明をじっくり聞いて、その後ネットで買う不届き者です。


※1 参考:ミドリ電化の歌
http://www.midori-de.com/picup/midori-uta.htm
(注意 音が出るぞ!部屋を明るくして、音量に注意)

WBCの日本対韓国戦で、思わず泣いてしまいました。

野球の日本対韓国戦で、思わず泣いてしまった。洗い物をしながらテレビを見ていて、ウエッ、ウエッとなるくらいのボロ泣き。こんなの何年ぶりだろうな。

7回表の日本の攻撃前に、ちょっと試合が止まった時間帯があったんです。その時、客席でウエーブが起こりました。どこから始まったのかは分からないけど、三塁側からバックネット裏、一塁側、ライトスタンドと反時計回りにウエーブは流れ、満員の観客が総立ちになって参加する光景は、それだけで美しいものがありました。(野球の試合中にウエーブするのは、本当はだめなんだけどね…)

レフトスタンドの一角には、1000人ほどかな、韓国のファンが陣取っていました。そのときのスコアは確か13−2で、日本が大量リード中。韓国のファンはさぞ悔しがり、ウエーブなんか参加しないんじゃないかと思いながら、テレビを凝視してた。


ところが、韓国のファンは、一緒になってウエーブに参加したんです。それも、ほとんど全員が。球場にいた日本のファンも、どよめいていました。拍手をしていた人もいました。


なんでもない場面かもしれない。でも、それは確実に、ぼくの琴線に触れた。気の遠くなるほど長い間、隣国ゆえのくだらない問題に翻弄され続けている両国が、その瞬間だけは、確かに1つになった。領土や歴史、差別をはじめとする様々な問題が、その瞬間だけ、すべて遥かかなたに消え去ったように見えた。ぼくは胸がいっぱいになり、自分でも気づかないうちに涙がこみ上げてきた。


世界中の全人類が輪になって、みんなで「せーの」でウエーブができたとしたら、一体誰が同じ輪の中にいる人を非難するだろうか。誰が同じ輪の中の人の命を奪うだろうか。そんなことを想像してしまい、感情の壁が久々に決壊してしまった。

この際、ジョン・レノン「イマジン」の4番に加えてほしいくらいだな。

「想像してごらん、世界中が輪になって、ウエーブしているところを」

なんてばかばかしくて、幸せな光景。

ハーゲンダッツはイチローでいてほしい。

最近、ハーゲンダッツ・ブルーベリーチーズケーキのテレビCMをよく見る。このご時勢であんなにたくさんの(しかも単価の高いだろう時間帯で)CMを流せるってことは、たくさん商品が売れているということですので、不景気の中にも好景気ありです。

ハーゲンダッツ・バニラを初めて食べたときのあの感動は、今でも忘れません。小学生のころ、奮発して250円も出してハーゲンダッツを買い、小さなプラスチックのふたを開け、あれ?まだ出てこないってなってビニールのふたをもう1枚開け、ハーゲンダッツ用の白いプラスチックのスプーンで、少しだけすくった白くて冷たい塊を口に入れたとき、舌に濃厚なミルクの風味を感じ、溶けたアイスの匂いが鼻を通り抜けていくとき、とっても甘い香りが広がる。「おおー」って、口に出して言った記憶もあります。

それ以来、多くの方と同様にハーゲンダッツのトリコになってしまったのですが、納得できない部分もあるのです。それが上に挙げたブルーベリーチーズケーキであり、ティラミスであり、モンブランであるわけです。アイスクリームという、日常にありふれた、お馴染みの、コンビニの冷凍庫に山になっている砂糖の加工品の中で、ハーゲンダッツは異色を放っていなければならないと思うのです。1つくらい、そうあってほしいな、と。

少なくとも、バニラ、グリーンティー、アズキミルクは、そういうオーラがあります。でも、ブルーベリーチーズケーキやティラミスやモンブランを食べたときは、「へえ」という感想でした。がっかりはしないけど、ありふれている感じ。きっと素材の良さは変わらないのだろうけど、素材や質の良さは、シンプルであるほど分かりやすいのであって、それらが混ざり合うと、とたんに分かりづらくなってしまうんです。

味にこだわるからこそ、素材はシンプルでいてほしい。それがぼくにとっての、ハーゲンダッツの理想像なのです。奇をてらうことなく、シンプルさを追求し、いつまでも自信満々で堂々としていてほしい。打席の中のイチローのように。

「探偵物語」(1983年) 「ブラックレイン」(1989年)

松田優作という異色の俳優が亡くなったのは1989年のことで、そのとき僕は9歳でした。テレビのワイドショーで大騒ぎしていた記憶が、かすかに残っています。すごい人なんだ、とは思っていましたが、その後もなかなか作品を観る機会はなく。しばらくして、僕の中では松田優作=謎という公式が出来上がりました。

だいぶ前に「蘇える金狼」(1979年)を観て、松田優作って変わった俳優なんだな、という感想を持ちました。変というか、異常というか。これは、彼がこの映画の中で狂気を抱えた会社員を演じていたせいでもあります。そして久々に観た松田優作が、上記の2つ。「探偵物語」と「ブラックレイン」。どちらも違う味のある、いい作品です。

探偵物語」はベスパに乗った「工藤」という探偵役で… ではないんですよ。あれはドラマ版。こっちは赤川次郎さん原作の、全く違う物語です。当時まだ19歳の薬師丸ひろ子さんがヒロイン役で、まだあどけない表情がとてもかわいい。松田優作さんはヒロインを警護するように依頼された探偵役で、最初はぎこちない関係だった2人が、殺人事件に(自ら)巻き込まれるうちに親密になっていくお話。26年も前の映画だけに、言葉遣いやファッション、音楽がどこか懐かしい感じ。今だとありえないと思うくらいのクサイ台詞や表情も、逆に今だから楽しめるってもんです。

「ブラックレイン」はハリウッド映画。でも、舞台は大阪。はいー? となりますよね。まず、ニューヨークで日本のヤクザ、佐藤(松田優作)が殺人事件を起こし、NY市警の刑事、ニック(マイケル・ダグラス)が身柄を拘束!日本の警察に彼を引き渡そうとします。が、佐藤は見事に逃亡し、大阪の街をスタコラと逃げ回るのです。街の路面からは、NYみたいに地面からスチームが出ちゃってます。演出なんでしょうね。バイクチェイスや激しいアクションもあり、あっという間の2時間でした。
道頓堀(どうとんぼり)にある昔のグリコの看板や新日鉄堺の工場なんかが出てきて、関西の住人には違った視点でも楽しめる映画。僕が苦手なヤクザものなんだけど、そこはハリウッド仕立てだからなんか違った感じ。アメリカから見た異文化としての「ニッポン」がてんこ盛りで、お箸の持ち方に苦労したり、部屋に靴のまま上がって怒られたり…。大阪府警警部補役の高倉健さんの演技が、作品全体を締めております。
松田優作さんは撮影開始当時からガンに侵されていることを知りつつ、延命治療をこばんで映画を撮り終えたそうです。これが、彼の映画作品の遺作となってしまいました。

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997年、ドイツ)

末期がんを宣告された男が2人。見知らぬ同士だったが、互いの境遇に親近感を覚えてすぐに意気投合。「最後に、まだ見たことのない海が見たい」という1人の願いをかなえるため、盗んだベンツで走り出す。トランクにギャングの大金があったことから、行く先々でトラブルに。それでも2人は協力して苦難を乗り越え、わずかな余命を燃やし切るかのように、再び海を目指す…  そんなお話です。

死を宣告された主人公がやり残したことに挑戦するというストーリーは、無数にあります。いま思いつくものだと、黒澤明監督の「生きる」、洋画だと「死ぬまでにしたい10のこと」など。死は生の延長線上にあるはずなのに、健康な人間はとかくそのことを忘れがち。だから映画では「死」を引き合いに出すことによって、「生」の素晴らしさを浮き彫りにしようとするんでしょうね。

銃を使ったアクションシーンが多いのですが、不自然なくらい誰も弾丸には当たらないし、血も流さないし、もちろん死なない。僕の好きな海外ドラマ「特攻野郎Aチーム」と同じです(笑) 銃という無機質、かつ、くだらないものでバタバタと人が死んでいったら、この映画のテーマである「死」が、とてもとても薄っぺらいものになってしまいますからね。

映画の終盤、ギャングの親玉が、せっかく捕まえた2人を逃がしてしまう場面に説明が足りない気もしましたが、物語のテンポも終わり方も素晴らしく、そんなことはどうでもよくなります。エンドロールのあとにおまけ場面もあって、なんか得した気分。ジャッキー・チェンの香港映画みたいに、すべての映画がエンドロールでNGシーンの総集編を流せばいいのに! どんなに感動する映画でも、驚愕のホラー映画でも、劇場から出てしまえばそこは日常の風景。「現実は映画のようにはいかないよなー」なんてセリフをつぶやいてしまいがちですが、その前に軽妙なNGシーンをはさめば、そんな嘆きもなくなるような気がするんだけどな。映画と現実の境目を穏やかにしてくれる、軽い笑い。勝手に「ジャッキー効果」と、いま名付けました。

話はそれましたが、とにかく素敵なロードムービーなので観る価値はあります。題名がボブ・ディランの名曲から取ったのは言うまでもないですが、どうせならエンディング・テーマもカバーではなく原曲にして欲しかった…。ディランの原曲に勝るカバーは、まだ聞いたことがないです。

この映画のリメイク版「ヘブンズ・ドア」が、2月7日から全国の劇場で公開されていますね。主演が長瀬智也、監督が「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアスとくれば、いやでも期待は高まります。

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「パッチギ!LOVE&PEACE」(2007年、日本)

リアルで情にあふれていて、少し「もったいない」映画でした。地上波にて鑑賞。

井筒和幸監督。前作の「パッチギ!」(2005年、日本)は、文句なしに面白かった。日本人の青年と朝鮮人の少女が惹かれ合い、国籍が違うがゆえの問題にぶち当たる姿を描いた青春映画。日韓、韓日の微妙な問題にズバッと切り込み、明るい暴力(という表現がピッタリ)を交えて描く井筒映画に、ちょっとした衝撃を覚えました。

今作はその続編で、前作で活躍したアンソンとキョンジャという兄妹が、俳優を変えてそのまま出てきます。まず、キャスティングがすごいなー、と。あまりにも物語の中に溶け込みすぎて、役者を役者と思えない感覚と言うのでしょうか。感情移入もしやすくなるので、こういう映画は観ていて気持ちいいです。調べたら、主人公の2人はオーディションで選ばれたようですね。その他の俳優人も、見事に「はまり役」だと思います。

ただ、ストーリーが……。 アンソンの息子の病気、キョンジャにほれ込む日本人・佐藤、芸能界入りするキョンジャ、治療費を稼ぐために危ない仕事をするアンソン、ところどころ入る兄妹の父親の戦争体験シーン… と、場面はめまぐるしく変わっていきます。人間関係や場面のつながりの説明が乏しく、前作を観ていなかったり、ちょっとでも会話を聞き逃したりすると、話の流れがよく分からなくなってしまうのです。それが「もったいないな」と思ったところ。「朝鮮人になんて生まれてこなければよかった」とキョンジャが叫ぶクライマックスシーンも、それゆえに感動が薄れてしまいました。

「芸能界では在日ということを隠せ」「CMなんか、スポンサーが嫌がって出してくれない。使われてもロッテくらい」。そんな台詞がリアルで、相変わらずすごいことを言わせる監督だな、と感心してしまいました。<広告>

おいしいカボチャが作れました。

 レシピなんて紹介できる身分ではないのですが、あまりにもおいしいカボチャの煮付けが簡単に作れたのでご紹介させてください。用意に1分、待つこと30分、煮ること15分で出来上がりです。いままでは煮崩れが激しくて、はしでもすくえないほどグチャグチャに。でも、この作り方を知ってからはそんなことは1度もなくなりました! おすすめ。


1. カボチャの種を取って一口大に切り、深めの鍋に皮を下にして置く。

2. 塩を適当にまぶし、はちみつを適当にかける。30分待つ。(待つと、カボチャから水が出てくる!)

3. カボチャが半分くらいつかる程度(少なめ)に水を入れ、フタをして15分ほど中火で煮る。10分くらいで1度様子を見て、はしが刺さるくらい柔らかくなっていたら火を止めてよーし。

出来上がり。


 味が薄いと感じる場合は、醤油を少しかけたりバターを足したりすると味が濃ゆくなるよ。僕は素材の味がそのまま味わえるので、何も足さないほうが好きです。


 こんどやってみてくださいね。