連載: 関西→首都圏 引っ越し奮闘記 第4回 物件の申し込み

借りる賃貸マンションが決まり、申し込みをしました!


物件は連載第2回の「6つめ」でご紹介したもので、多摩川まで歩いてすぐというのどかな場所にある3階建て鉄筋構造のマンション。最上階のこの部屋は、これまで7年間すんでいた人が11月末に引っ越したばかりで、まだリフォームは終わっていませんでした。


まずは1日を振り返ります。といっても、回ったのは全部で2件だけでした。


朝10時。すでに予約してあった1日目と同じお店に開店と同時に入り、まずは車で宮崎台駅から徒歩7分にある物件へ。2LDK、55.34平米、家賃11.9万円。宮崎台駅は、田園都市線溝の口駅からさらに西へ2駅。各駅停車しか停まりません。

ここはペットが飼えるのが大きなメリット。以前からうちの奥さんは「次に引っ越すならペット可の物件にしよう」と言っていたので、興味津々で部屋を見て回っていました。3DKを無理矢理この間取りにしたもので、残念ながらLDKの部屋幅がせまい。テレビを置いて、ソファを置いて、その間にテーブルを…となると、かなりキュウクツになりそうでした。また、向かい側に3階建てのマンションがあるため、南向きの割には日当たりのよさが十分でないことも大きなマイナスポイント。角部屋ではなく、窓も小さめでした。

ただ、駅の周辺を少しだけ見て回ったら、すごくいい雰囲気でした。スーパーが数件あり、スポーツジムも。昼前の時間帯でしたが、駅前はほどよくにぎわっていて、ベビーカーを押した若いお母さんなんかも多かった。街の印象は◎。


その後、申し込むことになった物件へ。二子新地駅高津駅から徒歩15分。前にも書きましたが、11畳のリビングに3〜4畳ほどのロフトがついているため、天井が高い。天井まで3メートル以上はあるでしょうか。光熱費が多めにかかる分、開放感があり、居住性にすぐれている。ペット飼育は不可でしたが、奥さんも気に入ったようで、「ここにしよう」と即決しました。うちの奥さんは感覚派なんです。しかも、それが正確なことが多い。頼りになります。


不動産屋さんに戻り、申込書にサイン。年収、月給、務めている会社の資本金などを書く欄まであり、ちょっとめんどう。敷金2、礼金1、仲介手数料1、駐車場代は1万5千円などと説明を受け、免許証のコピーを置いてきました。

ただ、家賃の12.5万円は、こちらの想定額よりも5千円高い。なので、「礼金1を2カ月分にしていいので、家賃を少し下げてもらえるように大家さんに交渉してほしい」とお願いしました。礼金は、会社から補助が出るんです。その補助金も限度額があるため、少しは自分で払わないといけませんが、長い目で見ればそちらのほうがかなり得。「下がるかどうかは大家さん次第ですが、交渉はしてみます」との回答をもらいました。

また、1月末の引っ越し時期まで期間が空いてしまうため、家賃が1月中旬くらいから発生してしまうかもしれないとのこと。そちらももう少し待ってもらえないか、大家さんに交渉してもらうことになりました。なにごとも、すぐにあきらめないでとりあえずお願いする。ぼくが関西に4年間住んで学んだことの1つです。


これで、ひとまず申し込みまでは済ませました。今後もいろいろな手続きや不動産屋さんとのやり取りがあると思うので、連載はもう少しだけ続けたいと思います。

次回は、賃貸物件を探すのに参考にした本「家を借りたくなったら」から、要点をまとめてみたいと思います。これからお部屋を探そうと思うかた、けっこう参考になりますよ。