「アクロス・ザ・ユニバース」(2007年、米国)
先日、大阪・梅田の「梅田ブルク7」にて鑑賞。
久々に自分の中でヒットした映画です。
ビートルズ好きは必見で、そうでなくっても十分に楽しめる。
ビートルズの曲が、おなかいっぱいになるほど出てきます。
ストーリーは主人公・ジュードとヒロイン・ルーシーの恋愛モノ。
でも、その環境設定が面白いんです。
英国人のジュードは、つまりビートルズ(ジョン・レノン)そのもの。
イギリスの田舎で生まれて、アメリカへ旅立ち、仕事を得て、恋に落ち、ベトナム戦争という一大イベントにもまれる。
カテゴライズするなら、ミュージカル映画になるのかな。
登場人物が突然歌いだし、共演者もそれに合わせてコーラスを始める。
その質が、また高いんだな。
特にゴスペルで歌われる「Let It Be」は、
黒人の少年による歌い出しから鳥肌が立ちます。
映画の中で使われる曲は、なんと33曲。
よくできたプロモをたくさん見ているような気分になれます。
NYブロードウェイの「ライオンキング」を演出した人が、この映画の演出を担当しているみたいです。
題名は、ビートルズの名曲の1つ。
幻想的な歌詞と曲で、何度もカバーされています。
中でもフィオナ・アップルが歌ったものは秀逸。
そのミュージック・ヴィデオも最高ですよ。
(Youtubeで見られます→http://jp.youtube.com/watch?v=AZ5WPXxNzPU)
ビートルズをよく知らなくても楽しめるけど、彼らが生きてきた時代を知っていたほうが数倍は楽しめます。
最後のシーンなんか、ビートルズとして最後のライブパフォーマンスとなった通称「ルーフトップ・コンサート」そっくりで、面白いですよ。他にも、ファンなら思わず「ニヤリ」としてしまう場面は多いはず。
【参考】
http://across-the-universe.jp/
(日本語による公式webサイト)
*都心では渋谷、新宿で公開中。
地方都市ではこれから公開するみたいです。