ゴッチャンデス。

きょうは、初のけいこ場取材。
相撲取材は東京にいたときに何度かやったことがあったけど、
場所前にけいこ場まで行って取材をしたことはありませんでした。


相撲担当の記者は、
朝8時くらいにけいこ場に「出勤」。
各部屋に1〜2人いる有名どころの関取の様子を見たり、
新弟子の状態を確かめたりします。
大変な仕事です。
でも、昼に仕事が終わってしまうのがうれしい。


ぼくもきょうは早起きして、
朝8時ごろ佐渡ケ嶽(さどがたけ)部屋へ。
ここには大関琴欧州や関脇琴光喜がいます。
「琴」とつくのがこの部屋の力士。
若手の力士は本名に「琴」がついています。
「琴金子」とか「琴渡辺」とか。
無理やりにでも「琴」をつけます。


最近は大関が右ひざを痛めていて、
報道陣はそこ(だけ)に注目している。
取材も大関のひざのことばかり。
ぼくらはたまに一極集中型になってしまうのです。


11時ごろけいこは終わり、ぼくらは外で帰り支度。
そこへ部屋の関係者の方、
「みなさんもチャンコ召し上がっていってください」。


ゴッチャンデス!!


ということで、生まれて初めてのチャンコが、
力士が作った本物のチャンコという大変うれしい経験をさせてもらいました。
他社の方はこうした状況に慣れているらしく、
ちゃちゃっと食事を済ませてなんかカッコイイ感じ。
ぼくは込み上げてくるうれしさを抑えながら、
薄味で、骨付き鮭がたくさん入ったチャンコを、
空腹の胃に収めていったのです。


ほんとにゴッチャンです。